「複利ってよく聞くけど、結局どういう仕組みなの?」
「単利と複利って何がそんなに違うの?」
「長期で運用すれば増えるって言うけど、本当にそんなに増えるの?」
これらの悩みが解決できます。

僕も最初は「複利って難しそう」「よくわからないから損しそう」と思っていました。
でも実際に仕組みを理解して計算してみると、「こんなに差が出るのか!」と驚いたんです。知っているか知らないかで、将来の資産に大きな差が出ると実感しました。
この記事では、複利効果の仕組みや単利との違い、簡単な計算方法から資産運用シミュレーションまでをわかりやすく解説します。また、新NISA制度との相性の良さや、どのように活用すれば複利の力を最大化できるかについても具体的に紹介しています。
「将来の資産形成に向けて、まずは正しい知識から始めたい」という方にとって、本記事はファーストステップとして最適な入門ガイドになるはずです。
複利効果とは?


複利とは、利益が利益を生む仕組みのこと。この章では、複利の基本とその効果をやさしく解説します。
複利効果の基本と仕組み
複利効果とは、運用で得た利息を元本に組み入れて再投資することにより、利息がさらに利息を生む仕組みです。
単利と異なり、利息が毎年加えられていくだけでなく、その利息自体にも利息がつくため、資産が加速度的に増加するという特徴があります。
この効果は、投資期間が長くなるほど顕著になり、短期では得られない大きな利益に繋がる可能性があります。
複利の概念を理解するうえで重要なのは、「増えた利益を取り出さず、投資に回し続ける」という姿勢です。これは新NISAの非課税制度と非常に相性がよく、長期運用を前提とした制度設計と見事に一致します。
100万円を年利5%で複利運用した場合、以下のように資産が成長します:
- 1年後:105万円
- 2年後:110.25万円
- 3年後:115.76万円
- 10年後:162.89万円
このように、再投資を前提とした長期運用では、最初のうちは緩やかでも、後半になるほど成長カーブが急になるのが複利の最大の魅力です。
アインシュタインが複利を「人類最大の発明」と称したとも言われるほど、この効果は資産形成において強力なツールです。特に、新NISAのように非課税で再投資できる環境では、複利の恩恵がより顕著に現れます。
単利との違いをわかりやすく解説
単利と複利の違いは、「利息が元本だけにつくか、元本と利息の両方につくか」という点にあります。
単利では、元本に対してのみ利息が計算されるため、毎期の利息が一定です。
例えば100万円を年利5%で単利運用した場合、毎年得られる利息は5万円。10年間での合計利益は50万円となり、総資産は150万円になります。
一方、複利では、前年度に得た利息を元本に組み入れて再投資するため、年を追うごとに利息が増えていきます。
例えば、初年度に5万円の利息がつくと、翌年はその5万円も元本に加わり、105万円に対して利息がつきます。この場合、2年目の利息は5万2500円。こうして、利息が雪だるま式に増加していくのが複利の特徴です。
長期的に見ると、この差は非常に大きくなります。10年間では、単利が150万円にしかならないのに対し、複利なら約162.89万円まで増えるのです。
単利は短期での安定的な運用には適している場合がありますが、時間を味方につけて資産を増やしたいなら、複利の仕組みを活用することが不可欠です。



特に新NISAのような長期・非課税制度では、「複利×長期×非課税」のトリプル効果が発揮され、単利運用よりも圧倒的に有利な資産形成が期待できます。
投資で複利が重視される理由とは?
複利が投資で重視される最大の理由は、利益が利益を生むという「成長の連鎖」が生まれるためです。
複利では、運用で得た利益が再投資され、次の利益の「元本」となります。これにより、運用益が年々加速度的に増えていくという特徴があります。これを「雪だるま式に増える」と表現されることもあります。
具体的に、100万円を年利5%で運用した場合の10年後を比較すると:
- 単利運用:100万円 → 150万円
- 複利運用:100万円 → 約162.89万円
この差は一見わずかに見えるかもしれませんが、運用期間が長くなると、その差は劇的に拡大します。以下の表をご覧ください。


30年間では、単利の最終金額が250万円に対し、複利では約432万円。なんと180万円以上の差が生まれています。これが複利の力です。
初期投資額が少なくても、時間をかけて運用を継続することで大きな利益が期待できるのが複利の強みです。特に毎月積立を行う場合、投資額そのものも増え続けるため、複利の効果はさらに大きくなります。
逆に言えば、複利の効果を最大化するためには、「できるだけ早く始めて、できるだけ長く続ける」ことが重要です。
新NISAのように運用益が非課税である制度と組み合わせれば、複利の力はさらに強力になります。



新NISAの非課税制度との組み合わせは、税金で削られず、まるごと再投資に回せるから複利の力が最大限発揮されるんだね。
複利効果の計算とシミュレーション


ここでは、複利と単利の計算方法を具体的な数式や例を用いて解説します。複利効果を正確に理解することで、将来の資産成長をより現実的にイメージできるようになります。
複利の計算方法
複利効果を正確に理解するためには、基本となる計算式を知ることが大切です。
以下が複利計算の基本的な数式です。
A = P(1 + r/n)^(nt)
この数式に含まれる各要素の意味は以下の通りです。
- A:将来の金額(最終的に得られる資産)
- P:初期投資額(元本)
- r:年利率(例:5%なら0.05)
- n:1年間に利息が計算される回数(年1回なら1、月1回なら12)
- t:投資年数
たとえば、元本が100万円、年利5%、年1回の複利計算で10年間運用した場合は以下のようになります。
A = 1,000,000 × (1 + 0.05)^10 ≒ 1,628,894円
このように、利息が毎年元本に加えられることで、年々得られる利益が増えていきます。これが複利の持つ「加速度的な成長」の本質です。
なお、複利の計算は手動で行うと手間がかかるため、Excelの関数(=FV関数)やオンラインの複利計算機を活用するのがおすすめです。具体的な使い方は後述のシミュレーション章で紹介します。
単利の計算方法
このパートでは、単利の基本的な仕組み・計算方法・複利との違いを、具体的な数字例とあわせて解説していきます。
単利とは、元本にのみ利息が付く運用方法です。毎年の利息は一定で、得られた利息が再投資されることはありません。
以下が単利計算の基本的な数式です。
S = P(1 + rt)
この数式に含まれる各要素の意味は以下の通りです。
- S:将来の金額(元本+利息)
- P:初期投資額(元本)
- r:年利率(例:5%なら0.05)
- t:投資期間(年数)
たとえば、元本が100万円、年利5%、10年間運用した場合は以下のようになります。
- 元本:100万円
- 年利:5%
- 期間:10年
S = 1,000,000 × (1 + 0.05 × 10)
= 1,000,000 × 1.5
= 1,500,000円
10年後には、100万円が150万円に増えます(利息50万円)。
複利と単利の違いを簡単に比較
単利では、毎年の利息が 「一定額」 なのに対し、複利では得られた利息が再投資されることで、年々利息が増えていく仕組みになっています。
元本が100万円、年利5%、10年間運用(複利計算は年1回とする)
| 10年間の運用比較 | 単利(年利5%) | 複利(年利5%) |
|---|---|---|
| 最終金額 | 1,500,000円 | 約1,628,894円 |
| 利息合計 | 500,000円 | 約628,894円 |
このように、同じ利率でも運用方法によって結果は大きく変わります。
特に長期投資になるほど複利の力が発揮され、単利との差が数十万〜数百万円単位で開くこともあります。



単利はシンプルで計算しやすい反面、利益の伸び方が限定的です。
長期的な資産形成を目指すなら、複利の運用戦略を重視すべきだと言えるでしょう。
具体的なシミュレーション
「複利は時間を味方につけることで、資産を大きく成長させられる」と言われても、実際にどれくらい増えるのかピンとこない方も多いはずです。
このセクションでは、毎月積立を行った場合に、運用期間や利回りによってどれほど差が出るかを、視覚的に確認できるシミュレーターをご用意しました。
「どのくらい積み立てたら、何年でいくらになるか?」
「利回りを少し変えるだけで、結果がどう変わるのか?」
こうした疑問を、手軽にチェックできます。
シミュレーションでは、以下の4項目を自由に入力できます。
- 毎月の積立金額(万円単位)
- 年間の想定利回り(%)
- 信託報酬などのコスト(%)
- 積立期間(年数)
このような項目を入力して「計算する」をクリックするだけで、元本・運用益・最終積立金額がグラフとともに自動表示されます。
投資シミュレーターを使用する(クリックで表示)
投資シミュレーター
| 毎月の積立金額 | 万円 |
|---|---|
| 年間想定利回り(目安は4%) | % |
| 信託報酬(コスト:不明時は0で可) | % |
| 積立期間 | 年 |
結果
| 元本 | – |
|---|---|
| 運用収益 | – |
| 最終積立金額 | – |
↑↑このシミュレーターを使うことで、
- 利回りが1〜2%違うだけで、数十年後の資産に大きな差が出る
- 積立金額を1万円増やすだけでも、結果が大きく変わる
といったことが実感できます。
つまり、早く始めること・コツコツ続けること・手数料を抑えることが、資産形成ではいかに大切かが見えてきます。



シミュレーターの活用は、自分に合った資産形成の「戦略づくり」にも役立ちます。ぜひシナリオを変えながら、いろいろ試してみてください。
※更に詳しくシミュレーションについて知りたい方はこちらの記事も参考にしてください↓↓
»【超簡単】新NISA積立シミュレーションを紹介-NISA枠を活用する具体的な方法
72の法則で利回りから倍増年数を予測
ここでは、「複利効果がどれくらい早く資産を倍にできるのか?」を簡単に計算できる方法(72の法則)を紹介します。
72の法則とは?
「複利でお金がどのくらいのスピードで増えるのか?」これを直感的に理解するために便利なのが、72の法則です。
72 ÷ 年利(%)
これだけで、お金が倍になるまでの年数がざっくりと計算できます。
例えば:
| 年利率(%) | 倍になるまでの年数(72 ÷ 年利) |
|---|---|
| 3% | 24年 |
| 6% | 12年 |
| 8% | 9年 |
| 12% | 6年 |
これを見ると、利回りが高いほど、お金が倍になるスピードが速くなることが一目瞭然ですね。
こんな使い方も便利!
「○年後にお金を倍にしたいんだけど、年利は何%必要?」という逆算にも使えます。
例えば:
- 10年で資産を倍にしたい →
72 ÷ 10 = 7.2%の利回りが必要 - 15年で倍にしたい →
72 ÷ 15 = 4.8%が目安になります
注意点としては、あくまで「ざっくり計算」用の法則です。実際の投資では、手数料・税金・値動きなども加味する必要があります。



72の法則は、「複利のすごさ」を体感するにはピッタリの考え方だね。



「長く運用する」か「少しでも利回りを上げる」か。
この2つが、資産形成において大きな意味を持つということがわかるね。
複利効果を最大化する3つの方法


「複利の力はすごい」とはよく言われますが、実際にその効果を最大限に活かすにはコツがあります。
ここでは、投資初心者でもできる「複利効果を最大化する3つの具体的な方法」について解説していきます。
- 時間を味方につける
- 低コストな商品・証券会社を選ぶ
- 利益を再投資し続ける
時間を味方につける
複利効果を最大限に活かすには、「時間」をどれだけ味方につけられるかが鍵になります。
複利は、「運用益を再投資して、それがさらに利益を生む」仕組みです。つまり、投資期間が長いほど、利息に利息が積み重なり、資産が加速度的に増えていくのです。
だからこそ大切なことは、
- 投資は1日でも早く始めること
- 途中でやめず、長く続けること
例えば、同じ金額を同じ利回りで投資した場合でも、投資期間が10年と30年では、最終的な資産に何倍もの差が出ることがあります。
特に20代・30代のうちに投資を始めると、時間を最大限に活用できます。市場の一時的な変動に動じず、長期的な成長をじっくり取りに行けるからです。



「投資は早く始めて、長く続ける」
これが複利を最大化する最もシンプルで、最も効果的な戦略です。
低コストな商品・証券会社を選ぶ
複利効果を最大限に活かすには、もう1つ大切な視点があります。それが「運用コストをできるだけ抑えること」です。手数料や信託報酬は、確実に資産の成長を削ります。
投資信託やETFなどの金融商品には、以下のようなコストがかかります。
- 購入手数料
- 信託報酬(運用管理費)
- 売却時の手数料や税金
これらは毎年確実に資産から引かれていくため、長期投資では特に大きな影響を与えます。
例えば、
同じ年利5%の投資信託でも、年間コストが 0.1% の商品と年間コストが 1.5% の商品では、30年後に数百万円の差が出ることもあります。
このように、コストを抑えて複利効果を最大化するためのポイントは次の3つです。
- 信託報酬や手数料の低い商品を選ぶ
- インデックスファンドやETFなど、低コスト商品を活用する
- 売買回数を減らし、長期保有で運用コストを抑える
近年は、楽天証券やSBI証券などのネット証券を使えば、手数料を大幅に抑えた運用が可能です。加えて、「ポイント投資」などの独自サービスもあり、より効率的に投資を続けられます。ネット証券選びに迷ったら楽天証券がおすすめです。
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「コストを1%抑えることは、利回りを1%上げることと同じ」とも言われているよ。



長期投資においては、リターンを増やすよりコストを下げることの方が簡単で確実ってことね。



複利の力を活かすためにも、まずは低コストの商品・証券会社を選ぶことから始めないとだね!
利益を再投資し続ける
再投資を継続することは、複利効果を最大限に活かす上で欠かせません。得た利益をそのまま使わず、再び運用に回すことで「利益が利益を生む」好循環が生まれます。
投資で得た利益を引き出さず、そのまま再投資に回すことを「複利運用」と呼びます。
一方、利益をその都度引き出す「単利運用」では、元本は増えず、時間とともにリターンの差が開いていきます。
たとえば、投資信託やETFなどで得られる分配金・配当金を自動で再投資すれば、保有資産の総額が増え、次の運用益も大きくなります。
また、再投資の習慣をつけることで、「雪だるま式に資産が増える」複利の真価が発揮されます。



利益を再投資し続けることが、複利の力を最大限に引き出し、長期的な資産形成に繋がる重要な要素です。
新NISA制度と複利効果の相乗効果とは?


新NISAの最大の魅力は「運用益が非課税」になる点です。この非課税制度は、複利効果と非常に相性が良く、長期的な資産形成において大きな力を発揮します。
新NISAの非課税メリットと複利の相性
新NISAでは、運用で得た売却益や配当金がすべて非課税になります。通常は約20.315%の税金が差し引かれますが、NISA口座内であれば利益全額を再投資することができます。
複利運用においては、「再投資できる利益の額」が資産の成長速度に直結します。つまり、税金がかからない=複利効果が最大化されるというわけです。
仮に年利5%で20年間運用する場合、課税口座と非課税口座では最終的なリターンに200万円以上の差が出るケースもあります。
どの枠をどう使う?複利効果を最大化するための枠の使い方
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠があります。
どちらも非課税メリットを活かせますが、積立による長期運用との相性がよいのは「つみたて投資枠」です。自動積立で再投資がしやすく、複利の力を最大限に発揮しやすい設計になっているのが特長です。
それぞれの枠の違いを以下に整理しました。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 国が厳選した低リスクの投資信託など | 株式・ETF・一部の投資信託など |
| 投資スタイル | 積立・長期・分散 | 自由度が高く、単発の投資も可能 |
| 複利との相性 | ◎(継続投資と再投資に最適) | ◯(商品によっては向く) |
| 投資のしやすさ | ◎(手間なく継続しやすい) | △(商品選び・売買の判断が必要) |
まずは「つみたて投資枠」で積立投資を続けていくことで、時間を味方につけた複利運用の効果を実感しやすくなります。
成長投資枠は、ある程度投資に慣れてから、余裕資金で活用していくと安心です。
長期運用 × 複利 × 非課税が生む効果とは
複利の効果を最大限に活かすためには、以下の3つがそろうことが重要です。
- 長期間にわたる運用・・・複利効果は時間とともに加速する
- 利益の再投資・・・利益が次の元本となることで資産が大きく成長
- 税金・手数料の削減・・・課税されないことで再投資額が最大化できる
新NISAはこのすべてを満たす制度です。特に非課税保有期間が無期限という点は、時間を味方につける複利運用において非常に大きなメリットです。
例えば、毎月5万円を年利5%で20年間積み立てると、
| 項目 | 金額(概算) |
|---|---|
| 総投資額(元本) | 約1,200万円 |
| 運用益 | 約860万円 |
| 合計資産 | 約2,060万円 |
※通常口座ではこの利益に約20%の税金(約170万円)が発生しますが、新NISAならまるごと非課税です。
複利効果を活かすための金融商品


複利効果を活かすためには、再投資が可能で長期保有に向いた金融商品を選ぶことが大切です。
特に、つみたて投資枠に適した商品は、長期・分散・低コストという観点から厳選されており、複利との相性も抜群です。なお、本記事では成長投資枠で活用できる商品も一部取り上げています。
ここでは、複利の力を引き出しやすい代表的な金融商品を4つ取り上げ、その特徴を解説します。
- 投資信託
- 株式
- 債券
- ETF(上場投資信託)
投資信託
投資信託は、投資家から集めた資金を運用会社の専門家が運用する金融商品です。株式・債券・不動産など幅広い資産に分散投資でき、リスクを抑えながら長期的な資産形成が可能です。
とくに「分配金を受け取らず、再投資するタイプ(再投資型)」を選択することで、自動的に複利効果を享受することができます。つみたて投資枠を活用して毎月積立を行えば、時間を味方につけてコツコツと資産を増やすことができます。
また、投資信託の購入時には以下のコストが発生します。
- 購入手数料
- 信託報酬(運用管理費)
- 信託財産留保額(売却時)
これらの費用は商品によって異なるため、できるだけ低コストなインデックス型の商品を選ぶことで、複利効果をさらに高めることが可能です。
投資信託には以下の2種類があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| アクティブファンド | 運用者が市場平均以上のリターンを目指して運用 |
| インデックスファンド | 市場全体の動きに連動し、低コストで安定運用が可能 |
どちらを選ぶかは、運用方針やリスク許容度に応じて決めるとよいでしょう。



つみたて投資枠の対象となっている投資信託は、金融庁が定めた一定の基準を満たしているため、長期・分散・積立に適しており、安心して選ぶことができます。
株式
株式投資は、企業の株を購入し、企業の成長による株価の値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)の両方が狙える得る投資手法です。
高配当株を長期保有し、得られた配当金を再投資していくことで、複利効果を生かした資産の増加が期待できます。
とくに「配当金再投資プラン(DRIP)」を利用することで、自動的に配当金を再投資することが可能になります。
また、成長株と配当株には以下のような特徴があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 成長株 | 企業の成長による株価上昇が狙えるが、配当は少ない傾向 |
| 配当株 | 安定した配当収入があり、再投資で複利効果を得やすい |
ただし、株式は値動きが大きいため、個別株よりも投資信託やETFを通じて間接的に株式に投資する方法が、つみたて投資枠では主流です。
成長投資枠を活用する場合には、個別株やETFも選択肢に入ります。
債券
債券は、国や企業などが発行する借金証書のような金融商品で、定期的な利子(クーポン)と満期時の元本返済が特徴です。
以下の種類があります。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 固定利付債 | 一定の利率で利子が支払われる |
| 変動利付債 | 市場金利に連動して利子が変動する |
| 割引債 | 利子の代わりに発行時価格が額面より低く設定される |
債券の利子を再投資することで、長期的に安定した複利効果が期待できます。特に国債や社債などを組み入れた投資信託は、つみたて投資枠でも購入可能であり、安定運用を志向する方に適しています。
注意点として、債券にも信用リスク(発行体が倒産するリスク)や金利変動リスクがあるため、リスク分散のためにファンドを通じた投資が推奨されます。
ETF(上場投資信託)
ETF(上場投資信託)は、複数の株式や債券に分散投資できる金融商品で、証券取引所を通じてリアルタイムで売買できます。
信託報酬が比較的安く、低コストで長期運用がしやすいため、複利効果を活かした資産形成に向いています。
配当金を自動で再投資できるサービス(DRIP)を利用すれば、配当の再投資によって複利の力を最大限引き出すことも可能です。
ただし、ETFはつみたて投資枠では購入できません。
成長投資枠を活用する場面での選択肢として検討されることが多く、「より自由度の高い運用」を目指す場合に適しています。
インデックス連動型ETFであれば、特定の市場やセクターへの投資が可能であり、広範な分散と効率的な資産形成の両立が期待できます。



以上のように、つみたて投資枠を活用した定額積立と複利効果の相性は非常に良いため、今回ご紹介した金融商品の中から、自身の投資スタイルに合ったものを選び、長期運用を前提に活用していくことが重要です。
※なお、ETFについては成長投資枠での活用が前提となります。
複利効果を最大化するためのおすすめネット証券3選
ここでは、複利効果を最大化するためにコストの安いおすすめのネット証券を3つ紹介します。
どの証券会社を選んでも、つみたて投資枠で長期投資に最適な銘柄をたくさん取り扱っていますので、あなたのライフスタイルに合わせて選んでくださいね。
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NTTドコモが次々と傘下に証券、銀行とおさめてきており、マネックス証券の今後のサービス連携は大注目です!
複利運用に潜むリスクと注意点


つみたて投資枠での運用は安定感がある一方、注意すべき点も存在します。長期で続けるからこそ見落としがちな「複利運用の落とし穴」について、この章でわかりやすく整理していきます。
短期運用では複利の効果が薄い理由
複利は「時間をかけるほど効果が大きくなる」のが最大の特徴です。そのため、短期間の運用では十分な効果を得にくく、複利の恩恵を実感するのは難しいでしょう。
特に5年以下などの短期投資では、単利と複利の差はわずかであり、長期前提で設計されたつみたて投資枠とは相性が悪くなるケースもあります。
短期の価格変動に一喜一憂するのではなく、「時間を味方にする」視点が複利運用では重要になります。
株価が急落する場合、短期での損失が大きくなりやすいです。長期的な視点で見れば一時的な下落も回復する可能性がありますが、短期では回復する余裕がありません。投資機会を逃しやすい点も注意が必要です。
短期投資では、利益を得る機会が限定されるため、期待できるリターンも小さくなります。
短期の投資は市場の一時的な下落に影響されやすいです。適切なタイミングで売買を行わなければ損失を被る可能性が高いです。短期投資を行う際は、リスクを十分に理解し、慎重に判断しましょう。
マイナスの複利とは?損失が増える仕組み
複利には「資産が増える力」だけでなく、資産が減った場合にその回復が難しくなるという“負の側面”もあります。これを「マイナスの複利」と表現することがあります。
たとえば、資産が20%減少すると、その後20%増えただけでは元には戻りません。減少後の金額が“元本”となるため、同じ率では取り戻せない構造になっているのです。
以下の表を見れば、その仕組みがより明確になります。
※元本に戻すために必要な利回り(例)
| 資産の下落率 | 回復に必要な利回り(%) |
|---|---|
| -10% | +11.1% |
| -20% | +25.0% |
| -30% | +42.9% |
| -40% | +66.7% |
| -50% | +100.0% |
このように、損失が大きいほど、それを取り戻すために必要な利回りが急増していきます。つまり、下落時の複利は「利益を増やす力」ではなく「損失からの回復を困難にする要因」として働くのです。



そのため、大きなリスクを取らず、安定して運用し続ける姿勢が、長期複利投資の成功に不可欠です。
手数料・税金が運用成果に与える影響
長期運用では、「利回り」だけでなく「コスト」にも注意が必要です。手数料や税金が毎年引かれることで、複利の効果が目減りするためです。
例えば、信託報酬が年1%かかる投資信託と、0.1%の投資信託では、30年運用した場合に最終的な資産額に数十万円〜100万円以上の差が生じることも珍しくありません。
そこで注目したいのが、新NISAの非課税制度です。通常の課税口座では運用益に約20%の税金がかかりますが、新NISAのつみたて投資枠を利用すれば非課税で運用でき、税金によるコストを抑えられます。
| 項目 | 通常口座 | 新NISA(つみたて投資枠) |
|---|---|---|
| 運用益への課税 | 約20.315% | 非課税 |
| 信託報酬などの手数料 | 商品ごとに異なる | 商品選択で低コスト化可能 |
| 再投資への影響 | 税引き後資金で再投資 | 利益全額を再投資可能 |
つみたて投資枠で非課税・低コストの金融商品を選ぶことが、複利の力を最大限に活かすコツです。
コストを軽視せず、運用益を守る工夫をすることが、着実な資産形成につながります。
まとめ 新NISAと複利で未来の資産を大きく育てよう
新NISAのつみたて投資枠を活用し、時間と複利の力を味方につけることで、将来に向けた安定した資産形成が可能になります。
月々の積立を続けることで、少額からでも複利の恩恵を最大限に受けることができ、非課税制度との組み合わせにより、税金で運用益が削られる心配もありません。
また、投資信託を中心に、再投資可能な商品を選ぶことで、運用効率を高めることも可能です。無理のない範囲で長期にわたり続けることが、複利の効果を引き出す最大のコツです。
「複利ってなんだか難しそう…」と感じていた方も、この記事で紹介した仕組みやシミュレーションを参考にしながら、自分に合った方法で第一歩を踏み出してみてください。
つみたて投資枠を上手に活用すれば、老後資金だけでなく、教育資金やライフイベントへの備えとしても、着実な資産形成が実現できます。
よくあるQ&A
最後に、複利に関してよくいただく質問をまとめました。この記事を読み終えたあとも疑問が残らないよう、参考にしてみてください。
- 複利と単利では、最終的な資産にどのくらい差が出るの?
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100万円を年利5%で30年間運用した場合、単利だと約250万円にしかなりませんが、複利では約1,744万円に成長します。「時間を味方にする」ことで差が劇的に広がるのが複利の力です。
- 積立投資はなぜ複利効果を最大限に引き出せるの?
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積立投資は毎月一定額を継続することで、元本が増えながら利息も複利的に膨らんでいくため、時間を味方につけた資産形成が可能になります。特に長期運用では、コツコツ積立の効果が顕著に現れます。
- 複利を効かせやすい商品にはどんな特徴がある?
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複利効果を活かすには、手数料が低く、再投資が可能で、価格変動に耐えられる商品が適しています。具体的には、インデックス型投資信託や、再投資設定が可能な運用商品が代表的です。
- 複利を最大化するにはどんな工夫が必要?
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できるだけ早く始めて、長く続け、運用益をそのまま再投資するのが複利最大化の鉄則です。加えて、信託報酬などの運用コストを抑えることも忘れてはいけません。
- 新NISAで複利を活かすにはどこに注目すべき?
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新NISAは運用益が非課税になるため、複利効果を最大限に引き出す絶好の制度です。とくに「つみたて投資枠」は長期・分散・低コストの商品に適しており、初心者にも始めやすい仕組みです。


